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たった一つのシュークリーム
おいしい
そう心の中で叫ぶ!
揺られながらシュークリームを口に含み、思い立った日は「いつ」なのか。
断片的に、つい先程のように、再生される、
Familyの子(子供)とIndustryの子(製品)が成長した思い出。
「僕には、記憶が飛んでしまった時がある。
思いだしながら、回想しながら、書くんだ。」
「生まれてくる。そんな感覚は子供だけではなかった。手がけた製品が世に出ていく。こんな快感が本当に生まれて逝ってしまった、今は他人の手に渡った物語。」
「走ってきた道を戻って、、、回りの景色はどんなだっただろう、、、そんな振り返る時が今だったなら、」
「笑えるといいね。」
そう呟けるようになった毎日の中で、白髪の頭を撫でながら。
私のことは誰も知らないだろう、だからいいんだ、この小説と語りあうんだ。
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