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自然に触れるのはいいことだ
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あの日以来、ココペリは僕についてくるようになり、もう一ヶ月が経つ。僕以外の人からはココペリのことが見えていないらしく、今は家族にばれることなく僕と一緒に部屋で暮らしている。
食事は別に食べなくても大丈夫らしい。大自然の力云々の説明を受けたが、よくわからなかった。光合成でもしているのかもしれない。
僕は布団からのそのそと這い上がり、自室を出て一階のリビングへ向かった。両親は共働きで、兄さんは留学中なので、日中は僕一人がこの家にいる。
「朝飯はちゃんと食えよ」
訂正だ。日中は僕とアメリカの精霊がこの家にいる。気のない返事をすると、「大地の恩恵に感謝するんだぞ」と言ってココペリはソファーにふんぞり返った。
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