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「やはりギャレットでしたか。…ギャレットとは影とか分身という意味です。こちらの意味合いだと守護天使みたいな感じでしょうか」
「守護天使…天使って感じではないような」
「戦士ですよね。あなたの生体エネルギーで動く戦士。ということはあなたのコンディションで強さは上下する。もう引っ込めていいですよ」
黒い巨人が姿を消した。いや私が何かやったわけではない。消えていいわよと心で告げただけである。
「何なんですか…」
「私はネヴィル・ゴールド。宇宙連邦本部に勤務している職員です。通称“銀河の公務員”って呼ばれてます。この惑星で最も戦闘力が高い人類をリクルートしにやって来たのですが、さすがにあなたの姿を見て目を疑いました」
まず宇宙連邦というのがわからないが、ともかく私は言った。
「何かの間違いでは」
「さっき召喚した兵は戦闘力1万強のザコとはいえ一応は水準レベルの強さでした。それが0.5秒ほどで始末される…ちょっと信じられませんね、見ておきながらも。どうなってるんです?」
私が訊きたいくらいだ。
「宇宙連邦というのを…私にわかるように教えて下さい」
「宇宙の秩序と安定のために創設された広い意味での共同体です。共同体かつ、戦力の統括機関になってます」
「私に何の用?」
「とある惑星が存亡の危機を迎えていて、連邦の戦力だけでは挽回できない状況にあるんです。どうか協力して頂きたい。あなたの力が必要だ」
「力って、今のやつのこと?」
「はい。認識できればあとの上達は早いですよ。すぐに自在に操れるようになります」
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