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作者の気持ち?そんなことわかるわけないじゃん。現国ってだから嫌なんだよ。明日の試験間に合うかな。仕方がないから授業のノートを丸暗記…し…て…。(スースー)
「おい少年!」
「うわっ!なんだよ。おじさん。どこから入って来たんだよ。」
「君の心の隙間,なーんつってね。そんなことより何かお困りか?」
「いや,明日現国の試験でね。何が書いてあるのかちーとも分かりやしない。だから授業のノート丸暗記しようとしていたんだ。」
「それは大変だ。助けてやろうか。書いてあることなら何でも分かる能力を授けよう。」
「そんな,うまいこといって。なんか罠があるんでしょ。」
「まあね。でも困ったらわしを呼べばいいんだし。それはそうと少年,もう朝7時だけどいいのか?」
えぇー。早く起きて学校行かなきゃ。…って夢か。覚えようと思って寝ていたんだな。あー,また赤点だ。うんざり。
「はじめっ!」
はじまるわけないじゃん。全く分かりませんよ…!?わ,分かる。どれもこれも簡単じゃん!
実際,未だかつてないほど出来たのである。罠がどこにあるのか探したいほどに。でも探す必要なんてなかった。
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