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わたしは書類を片手に、椅子へ腰かけていた。
「生物はどうして睡眠を取るか知ってる?」
誰かがわたしに語りかける。
「……」
答えられなかった。
「そう……さようなら。」
わたしはただ、休みたかった、その為に睡眠という手段を取りたかった。
できなかった、わたしにはできなかった。
もう、通り越してしまった。
きっと、わたしからわたしへの最期の忠告だったのだ。
逃げる勇気を持てなくて、ごめんなさい
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