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コスト面で見ても、『動物』を育てるには『場所・人員や器具・水と食料・光熱費等のエネルギー』が必要になるので、それが0になればその分節約になるし、その資源(場所・人員や器具・水・光熱費等のエネルギー)を使って『植物』を生産すれば、食料をより多く生産できよう。
3つ目、健康被害も防げるので効率的である。
肉食をする場合、生物濃縮による人体への悪影響が、菜食よりも大きい。
生物濃縮(生体濃縮)とは、ある種の化学物質が生態系での食物連鎖を経て生物体内に濃縮されてゆく現象を指す。
自然界(土壌・水質・大気)の汚染された環境で育った植物は、その汚染物質を含有する。
農薬を使った汚染、工場や隣国等から気流に乗って飛んでくる有害物質による汚染等、多岐に渡る汚染源により、今やほとんどの植物は少なからず汚染されていると思われるが、その植物を摂取した草食動物もまた、体内に汚染物質を蓄積していく。
この汚染物質だが、食物連鎖の過程を繰り返すうち、上位捕食者ほど体内での濃度が上昇していくと言われているのだ。
例えば、『植物』の1個体が自然界から吸収・蓄積した汚染物質濃度を仮に『1』として、その植物を長年食べ続けた『草食動物』が排出しきれずに体内に蓄積した濃度を仮に『5』としよう。
肉食主義者を含めた『肉食動物』はその『草食動物』を捕食する事になるが、これは即ち『植物と草食動物が拾い集めた汚染物質ごと、体内に取り込む』事に他ならない。
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