世界がもし善人で溢れたら

2.肉食が減る

　謂わば、食物連鎖による継世代毒性であるが、本来の意味での継世代毒性も懸念される。
　即ち、極少量ずつでも汚染物質を体内に蓄積していった世代が子を産む時、その子供には母体により蓄積されてきた濃度の高い毒性が受け継がれるというものだ。
　言い換えれば、『母親が長年集め続けた汚染物質を、へその緒を通して我が子に受け継ぐ』という行為が自動的に行われるという事である。
　近年、過去に例を見ない奇病難病が蔓延しているが、この生物濃縮と継世代毒性が無関係だとは到底思えない。

　上記と似たような理由で人工添加物やトランス脂肪酸を含んだ製品など、人体・地球環境に有害な製品も次第に淘汰されていくだろう。