プロット

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抗体を持つマリーの血清から解毒剤が完成し、ジェインから注射されたアラン。 夜が明ける頃にはすっかり熱も下がりようやく目覚める。 アランに水を飲ませ今までの経緯を説明するマルデア。 すると彼はアラモには決して行ってはならないと警告する。 今年18歳になるアランは、自分が物心つく頃には父親は既に『ウルヴァンフォーレの石』に強い関心を持っていた事。 メイナの町長になって10年になるがそれ以前の経歴や出自は、自分を含む家族も誰1人知らない事。 そしてここ数年は、メイナの町にやって来たよそ者や流れ者に何かと難癖をつけてはアラモへ送り込んだが、誰1人戻った者はいない事を話す。 その上、子供の頃から体も心も弱かった自分を父親は疎んじており、兄弟も大勢いて跡継ぎにも困らない事から、自分が帰っても人質である一座の人々を釈放するとは到底思えないとまで言う。 ではやはり危険なアラモまで行き、石を持ち帰るしかないのか? その時マルデアは1ヶ月後にメイナの町で何か変わった事はないか尋ねる。 アランの答えは1ヶ月後にラクトムの遥か南東にあるガラシア王国の摂政が町に視察に訪れると言う。
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