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「摂政に石を献上する為に1ヶ月で戻れと急かせたのかね?」
不審がるアリアドにアランは、父である町長が石の研究を始めたのはフォーサイスが摂政になるずっと以前からである事。
町長と摂政のフォーサイスは全く面識がない事から、その可能性は低いと話す。
いずれにしろ、皆を助ける為にはアラモへ行くしかない。
そうと決まればこの町に長居は無用。
ジゼルは馬車に残した猟師らを保安官に引き渡す為に部屋を出ようとする。
その時マリーが逃げた事に気づく。
気絶していたはずが皆がアランの話に夢中になっていた隙に、またもや縄抜けしたらしい。
誰1人、追いかける気も起きず、ジゼルは保安官事務所へ、アランにはゆっくり休むように言い残し、マルデア達一行は身支度を始める。
ジェインを馬車で館まで送り届けたら再びアラモを目指す為だ。
その様子を見ていたジェインは飛んでもない事を言い出す。
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