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「何言ってんだい!元々は誰のせいで座長達が捕まったと思ってんだい!?」
マルデア以上にカンカンになってアリアドは反対だ。
しかしアランも引き下がらない。
「だからこそ責任を取らせて下さい!父がなぜ家族よりもそんな石に拘るのが知りたいんです!!連れて行って頂けるなら、私が家から持って来たお金と宝石を全て路銀に使って構いません!」
足手まといになるからとマルデアが断ろうとした瞬間、アリアドが突如豹変する。
「それなら問題ないよ!父親思いの子供達が3人も揃うなんて、いやはや!あたしゃ嬉しいよ!!」
嬉しいのは路銀の心配がなくなったからだ、とアリアド以外の全員が納得。
戻ったジゼルにも事情を話し、宿で朝食を取ると、トマホールの町で買い出しをする。
その後、一同は再び馬車で館のあるジェインの森を目指した。
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