スーツアクトレスin ダンジョン

プロット

Dr.パラケルは生前、研究の為アラモへ何度も足を運んでいた。

そこで廃坑となったアラモを調査していたが、魔族などが巣食う魔窟の為、第３階層までしか足を踏入れる事ができなかった。

「でも、お父さんは廃坑になる前の坑道の全体図を持ってたんだ」

蟻の巣のように入り組んだ坑道であるが、パラケルはある事実に気づく。

調査中に幾度も魔族らに襲撃されたパラケルだったが、第３階層にいた魔族が逃げ延びた先の第１階層に先回りする事が度々あった。

そもそも、これだけ複雑な構造の廃坑内を魔族達はどうやって迷わず生活しているのか？

調査の結果、Dr.パラケルは魔族らが『ウルヴァンフォーレの石』の力を使い、転送陣で廃坑内を自由に移動している事を突き止めた。

パラケルは彼らの転送陣技術を応用。錬金転送装置を開発した。