29人が本棚に入れています
本棚に追加
最低限の持ち物、武器と防具、そして路金を与えられ一同は3日後の昼頃隣町トマホールに着く。
と、目抜通りのレストランから見覚えのある女が飛び出してきた。
その女とは駆け落ちしたマリー。店主と激しく口論した後、すたすたとその場を去る。
「町長の息子を帰せばアラモに行かずとも皆が助かる!」
マルデア達が彼女をつけると1軒の安宿に入る。マリーの部屋に押し入り、彼女を縛り上げる一同。
だが肝心の町長の息子アランは高熱で魘されていた。
マリーによると先程のレストランのルーブ貝料理に当たり重体だという。
ルーブ貝は希少で美味だが中毒を起こすと極めて危険。
解毒剤は町医者では調合出来ず、可能なのはこの町の北東に広がるジェインの森に住む、Dr.パラケルだけだという。
涙ながらに薬を持ってきて欲しいと懇願するマリー。
しかし、花形女優の胡散臭い芝居に一同はしらけ気味。
だがアランに死なれるのも困る。
一同はアリアドを見張りに残し、ジェインの森に向かう。
最初のコメントを投稿しよう!