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ゴクッ…と生唾を飲み込む音が暗い部屋に響いた。
暗闇の中、明るい光を放つモニターには女が映っている。年の頃は20代前半ぐらいだろうか。
背中の中程まであるストレートの黒髪に小さな顔、眉の辺りで綺麗に切り揃えられた前髪と丸く大きな瞳に小さめの鼻、薄いピンク色の唇がとてもよく似合い可愛らしい雰囲気を持つ、まるで人形のような女だ。
「おかえり。僕の天使…」
男はモニターを見つめたまま目を細めてそう言った。
これはいわゆるライブ映像。
配信ではない、盗撮の方だ。
盗撮されている事など知るはずもない女は着替えを始める。
下心などない。
ただ知りたい、彼女の事が知りたいだけだ。
男は自分に言い聞かせるようブツブツと呟きながらモニターを食い入るように見つめた。
「あぁ…やはりキミには白が似合う…。美しい…なんて美しいんだ…」
映し出された透き通るように白い女の裸体に指を這わせ、愛おしそうに撫でるその姿は変態以外の何者でもなかった。
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