はちみつ色

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幼い頃からひとつも変わらない無邪気な笑い声に泣きたくなりながら、太一は黙々とアイスを口に運び続けた。親に捨てられ、逆境の中生き抜いて来た太一のたったひとりの妹は、今日もスケッチブックの中と変わらぬ表情で笑っていた。
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