6.

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田島は、少し目を見開いてそして顔を逸らした。 なぜだ。 「ふん。まぁ当然だな……」 そこはありがとうじゃないのか。 「お待たせしました。って主任熱あるんですか?顔赤いですけど」 「っ!!ねぇよ」 そういってお茶をすする。 あぁなるほど。照れていたのか。 「で、私はなぜ待たされていたんです?」 「……飯」 「めし?」 「飯に付き合え」 本当にいくのか。 「外でご飯は食べないの知ってますよね」 「……あそこなら大丈夫だ」 あそこ? 田島はお茶をぐいっと飲み干し、私の腕を掴む。 そして山下さんに田島がいう。 「俺はあがるぞ」 「はい。お疲れ様でした。」 「あと、山下。……あんまり望月とイチャイチャするな」 「すみません」 そういう山下さんの顔は笑ってる。 田島はふんっと鼻をならしてそのまま秘密部を後にした。 私の腕を引っ張ったまま。 一体どこに連れて行く気なんだろか。
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