聖なる光

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こほんと咳払いをしてから、父は娘に目を向けた。 「……ではまず1ヵ月、許すことにしよう」 イーリスの顔がぱっと明るくなった。 「ありがとう、お父様!」 「護衛は騎士団の──」 「あ、心配なさらないで」 イーリスはにっこり笑った。 「とても信頼できる"護衛"が、今ここに向かってる筈だから」 腕っぷしの強い元盗賊と、 剣士を目指してる元農夫と、 そして、 いざという時は頼りになる元魔導師。 イーリスが頼りにしているその3人は、王宮目指して必死に馬を駆っていた。 早くイーリスに真実を伝えようと──。 【おわり】
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