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課長は勢いよく私の秘部から剛直を引き抜き……お尻に、生温い液体を不規則に浴びせかけた。ふわっと、課長のオスの匂いが倉庫中に広がっていく。
「……木下さん、大丈夫でした?」
副島課長はポケットからティッシュペーパーを取り出し、私に放った精液を拭っていく。私はお尻を突き出したまま、頷いていた。
「あの……、課長」
「何か?」
「……これで、アレ……内緒にしてくれるんですよね…?」
不安げな私の呟きを聞いた課長は、少しだけ噴き出した。……こんな大変なことになっているのに、今日はあの仏頂面ばかりの副島課長の新しい表情ばかり見ている。
「ええ。……『そのコト』なら心配しなくても大丈夫ですよ」
「良かったぁ……」
ふにゃっと力が抜けた私は、うつ伏せのまま床に崩れ落ちていく。課長は汗ばんだ私の頬を撫で、スラックスのベルトを元に戻していた。
「そのまま、少しだけ休んでいてください。疲れたでしょう?」
「……ありがと、ございます……」
瞼は重たくて、視界を奪って行く。甘い疲れが私の意識をさらに遠くへ引きずり込もうとするのが分かった。課長はそんな私の頭をずっと撫でていた。
意識を失う瞬間、どこか聞きなれた機械の音が聞こえていた。それが何の音なのかなんて、この時は毛頭気にもとめていなかった。
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