会社でのヒミツ情事

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「ホテルに着いたら取ってあげますよ。タクシーの運転手にばれないといいですね」 「やだぁ……」  甘い余韻の残る肉壁は、その小さな細長いローターですら悦んで受け入れる。課長は、コントローラーをまた操作する。その途端、微弱な振動が再び快楽を引き寄せ始める。 「ん、あ、やぁあん!」    ビクビクと震える私をしり目に、課長は落ちていたUSBメモリを拾った。まだ、議事録の確認が済んでいないことを、私はその時になってようやっと思い出した。 「『これは』後ほど確認しておきます……内容がひどかったら、次は『お仕置き』ですよ、はる」  そういって、課長はいやらしく口角をあげた。その淫らな視線は、私の体をさらに深い夜の中に誘うだけだった。
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