終わりは突然に

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終わりは突然に

「あ、やぁ……待って、や、やぁあ……」 「はる、気持ちいいならそう言ってごらん」  そう言って、ご主人様は首輪に繋がられたリードを軽く引く。私のナカに埋まったご主人様の剛直は、硬く、火がついたように熱い。ぐちゅぐちゅといやらしい水音を立てながら、私の蜜壺の入り口から最奥まで責め立てる。私は今夜、もう何度も絶頂に達していた。 「あ……や、も、だめぇ……」  髪を振り乱し、しっとりと汗をかいている私を薄い笑みを浮かべながら、ご主人様は見下ろしていた。息が絶え絶えになった私が深く息を吐く、ふっと力が抜けていった瞬間、ご主人様は入り口を浅く焦らしていた屹立を、一気に深く押し込んでいった。 「んあ、やぁああ……!」  びくびくと体を震わせて快楽を受け続ける私に、ご主人様はもう一度「気持ちいい?」と問う。私が何度も頷くと、引いていたリードから手を離した。その自由になった手で、今度は私の胸を、ふにふにと感触を楽しむように触れた。柔らかく揉みし抱き、くるくると乳輪をくすぐる。その弱弱しい刺激に彼とつながったままの私が体を捩ると、ご主人様は深く息を吐いた。 「ご、しゅじんさま……?」     
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