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~フェン~
人間が嫌いか、前にも似たことを言っておった奴が居ったがそれとはまたいろいろと違う気がするのう
それにこの殺気無意識だろうが相当の量だぞ
フェン「他者の物を憎むにはそれ相応の理由があるはず、何もない訳ではあるまい。だが無理には聞かぬ、言いたくなったら話は聞く」
美「・・・うん」
美夜は返事をしたあと一回目をつぶり気持ちを落ち着かせたのか殺気が消え虚ろだった瞳に光が戻って来た。
美「ごめんね、そしてありがとう。」
フェン「嫌、我も無粋な質問をした。
すまんかったな。
じゃが、町にはいずれ連れていくぞ。」
そう言ったあと美夜の顔が強張った。
フェン「前にもお主と似たことを言っておった奴が居ってな、そやつに会わせてみようかと思ったのだよ
それに、いくら創造が使えるとはいえ服を買いに行かねばじゃし、お風呂にも入りたろう?
何より一番の問題はここは冬、雪が積もりすぎて外に出ることが出来ん
我は食べずとも良いがお主はそうとはいかんであろう?」
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