交錯

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ガタガタガタンッ ビクッ 「何だ今の音?! 3階からか…?」 咄嗟(とっさ)に近くにあった、歯ブラシを掴み身構える。 「2階は全く使ってなくて物なんて置いてないから、音がするなら3階のラウンジか4階の寝室のハズ…」 全く役に立ちそうもない武器を片手に階段を登っていく。 商斗は3階まで登りドアに手をかける。 ガチャッ 静かにドアを開け辺りを見回す。 「異常はないな…気のせいか? 一応4階も見ておくか」 4階は30畳の部屋にベットとクローゼットのみ、異常があればすぐに分かる筈だ。 「最後の部屋だな、気のせいだと良いが」
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