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それは卒業をまじかに迎えた2月末。
私のグループは5人居た。高卒での就職を希望をしていたという事もあり、内定が既に決まり、卒業を待つのみとなっていた。もちろん、今までと違い会える時間もそうはないとわかっている事もあり、仲間と連日遊び歩いている日々。
そんな中、グループ内で一番大人しい美枝という友達がいた。彼女は常日頃私達の話しを訊きながら頷き、笑みを浮かべている感じであり、自分達もそれが日常の事だと認識をしていたのだ。が、ここにきて美枝が称えた笑みを解き、何かを言いたげの様子が見受けられた。
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