メイドさんは世界一いいいい![あらすじ]

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メイドさんは世界一いいいい![あらすじ]

【 800字程度のあらすじ 】 「ようこそ、私の婚約者殿」という声を聞いたあとに男子大学生・駒々(こまごま)春久(はるひさ)が目覚めると、目の前には男がいた。 ここはどこかと困惑する春久だったが、男の記憶を授かれるなかで解ったことは、目の前の男・シュナイデント・オベルリインは魔王であり、自身は大きな胸を持つネコミミの女の子になってしまったようである。姉夫婦とともに買い物へと出掛け、まだ小さな姪を助けるために命を賭したあとで。ともに生きる者を探していた魔王の婚約者として転生させられたらしい。姉が作ったテディベアと一緒に。 ラッテと名づけたテディベアがいてくれるのは心強いが、元男である春久は婚約者として魔王とラブラブになるのではなく、いちメイドとして働くことを望んだ。現代日本生まれで大学生であった身では、至れり尽くせりの環境には堪えられなかったのである。もちろん、ほうれんそう(報告連絡相談)は忘れずに、メイドとしての職に進むのは魔王に相談してからだ。危険なことはしないという約束を基に、婚約者に弱い魔王は春久の願いを叶えた。 主に風呂場の掃除を任されたが、その前に身内から自分の記憶を消してほしいと魔王に頼んだ。悲しみやトラウマを植えつけるために姪を助けたわけではないのだからと。できなくはないが本当にいいのかとの言葉にも春久の決意は揺らぐことはない。思いを汲んだ魔王によって未練を断ちきった春久は、日々掃除に励んでいた。 とある日に他のメイドとともに町へと赴いた春久だが、メイドの隙をついた女性・インフレッタに連れ去られてしまう。彼女が住まう豪邸についたのちに話を聞くに、どうやら魔王を狙っていたらしい。自分が選ばれなかったのはどうしてかと悩んだ末の犯行のようだ。いろいろ話をするうちにインフレッタと友人となる。 助けに来た魔王には友人はメイドだけで十分だと一蹴されるが、魔王とラッテとメイドとインフレッタのみんなが友人だからと粘った春久が勝つ。しかし、所有を主張したい魔王によって一線を越えてしまう。 孤独を埋めたい魔王と婚約者でメイドな春久は、魔王城でなんやかんやと楽しく暮らしていくのだった。 (終わり) 文字数(空白・改行・タグ含む):884文字 文字数(空白・改行・ダグを除く):870字 ※小説家になろうさんの文字数より(終わりとルビなし)
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