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床に、ドタン!っと転がった。
そこで、ハッと気がつく。
薄暗い部屋のなかで、毛布を相手にもがいていた。
「あいたっとお」
目が覚めた、
「嫌な、夢だな。」
悪夢と言うのは、大半の場合、予知夢だと言う。そして反対の意味を持つと言う。
「化け物ネズミの、反対って、何だよ。」
誰に言うとはなしに、独りごちる。
取り敢えず、バスルームで熱いシャワーを浴び、目を完全に覚ます。
もう日が昇りはじめている。
取り敢えず、熱いコーヒーを飲む。
ビスケットと、ドライフルーツ入りのパンケーキで、朝食を済まし、家を出た。
ちょい早いが、職場へ出勤である。
「この時間なら、あの公園を通って‥‥‥。」
職場の近くの公園で、近くの子供逹が、奉仕活動をしていた。
その子供逹を、指導している娘さんがいて、すこぶる付きの美女。
彼女にはファンが多く、かく言う俺もその一人で、早起きした時など、わざわざその公園に寄り道して、その娘の御尊顔を拝見しに行くのであった。
ちょっと早かったが、件の公園に来てみた。
案の定、早すぎたらしい、公園には誰も居らず、広いとも言えない広場に、雀や鳩何かが平和に戯れていた。
俺はベンチに腰掛けて、煙草を一服した。
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