集会

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黒猫は『ボス、こいつがミミコの話していた新参者だそうですぜ。』とリーダーらしき猫に話しかけた。 他の猫たちはリーダーが見やすいようにと場所を空けた。 そこには真っ白な小柄な猫が座っていた。 夜の闇の中でも白い毛は異色の輝きを放っていた。アレキサンダーはその場に動けず立ちすくんでいた。 リーダーは青く光る目でアレキサンダーをじっと見つめた。 『わたくしはこの街を仕切らせていただいてるひなと申します。困った事があれば何でもおっしゃって下さい。』
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