集会

7/9
前へ
/13ページ
次へ
『貴男はわかっていないわね。』 ひながニヤリと笑いながら呟いた。 『人間の扱いがわかってないな。』 ひなの両隣にいるボディガードのような大きな黒猫とサビ柄の猫は冷たい眼差しでアレキサンダーを見ている。 『明日のお昼にわたくしの家の前にいらっしゃい。三丁目にある神社の向かいがわたくしの家よ。』 ひなはそう言うとのびをしてくるりと踵を返すとその場から離れた。 二匹の大きな雄猫たちも彼女について姿を消した。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加