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意地悪な先輩
私は、勤め先の先輩が苦手。
何故かって?
「おい。これも追加な。」
…と、大量の書類をドンっと置いた。
「竹内先輩…。」
「ぁん?」
「コレって先輩の仕事じゃないっすか?」
「そうだけど?」
「毎回、思うんすけど量が多すぎるっす。」
「お前が早く一人前になるように仕事を与えているんだよ。」
この偉そうにしているイケメンは、竹内先輩。
私の指導係している。
最初は、カッコイイ先輩でラッキーと思っていたが、顔だけはイケメン。
中身は仕事に超厳しくて、いつも人をからかう。
正に子供みたいな先輩だ。
何度も辞めようと思っていたが、念願のやりたい仕事にやっと就けたから中々辞められないのと、何だかんだ言って仕事はやり甲斐がある。
「竹内先輩の鬼…。でも、負けるのは癪だから絶対に辞めるもんか。」
ブツブツと文句言いながらも、仕事を再開した。
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