1

5/7
前へ
/7ページ
次へ
暫く目を瞑っていると、隣から規則正しい寝息が聞こえてきたので本格的に寝たんだと思う。マンションの外からたまに聞こえてくる酔っ払いたちの声にコイツが起きてしまわないかと心配しつつも、いつの間にか俺も睡魔に負けて眠りについていた。 それからどれくらいの時間眠っただろうか、ふと目が覚めてスマホの画面を光らせるとまだ4時半を過ぎたばかりだった。それと共に視界に入ってきた寝顔に、そうか今日はコイツが居たんだと思い出す。 そもそも何故コイツはあんなに家に来たがったのだろうか。単純に話がしたいだけならわざわざ泊まりに来る必要は無いし。寧ろ話し相手ならコイツには俺じゃなくても他にたくさん居たはず。色々と考えを巡らせてみるがイマイチ見当もつかず、結局そんなことどうでもいいかという結論に辿り着いた。 その後暫く目を瞑ったままぼーっとしていると俺は再び睡魔に吸い込まれていき、深い眠りについた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加