星の河を超える

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 日本だけではなく、世界中を揺るがせた大ニュースの後、国土交通省で働く彼女からのメールと、大学からのメールが届いた。大学出身の宇宙飛行士であるGの功績を讃えたメモリアル・セレモニーが開催される。  彼女は鼻をすすった。 「私、Gクンのこと、好きだった」  そんなこと、みんな知ってた。 「でも、言えなかった」  だったらなおさら、今さらそんなこと言うな。  橋が終わる。彼女は窓を締めた。  そして、髪を整えた。  終わり
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