2人が本棚に入れています
本棚に追加
「あんたあやめのこと好きなんでしょ?」
「…。」
「だんまり決め込む気?」
「俺は違う。」
「嘘いってんじゃないわよ。あんた好きでもない女の子を抱っこしたりするの?」
「うっ…。あっ!親友でも抱っこするぞ。」
「なにを馬鹿な…。」
「お前もだろ?」
「えっ?」といって考えてしまう…。そうだ、裕が抱っこする女の子はあやめだけではない。妹の唯ちゃんと…。私だ。
落ち込むと裕はよく抱っこしてくれる。私達3人しか女の子で裕に触れない。逆に私もこうやって抱きついたりしてる?
「なぁ。」やばい、言いくるめられ…。いや、取って置きの武器があった。
「あんた好きでもない女の子にキスするの?」
「ブーッ」本日2回目のコーラ吹き。
「コーラが勿体ないじゃないか(怒)」
あんたの吹き出したコーラでこっちはドベドベなんだけど…。
「じゃあ私にキスしてよ。親友なら出来るんでしょ?」かなり意地悪をしてやる。そうしないと、このニブチンはうごかない。あやめのため…、でわなく私のためでもあるのよ。
「お前には負けたよ。ああ、俺は月島さんが好きだ。」
「ならさっさと…。」
「だめだ。昔蓮華さんと約束したんだ。なにがあってもあやめを守るってな。」
「はぁ?恋人になって守ったらいいだけじゃん。」
「月島さんの気持ちもあるだろ?もし、フライングをして月島さんに気持ちがなかったら…。もう守れなくなる。」
最初のコメントを投稿しよう!