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それからしばらくの時が経って、晴翔は健佑と共に同窓会が開かれる会場へと足を運んでいた。
「いやー、なんか緊張するなー」
「そうだな、ちょっと落ち着かない感じがする」
少しかしこまった服装に身を包んだ2人は、どことなく固い表情で歩みを進める。
すでに歓談が始まっている会場の中で、ふと懐かしい顔を見つけた。
「おー!晴翔に健佑じゃん!」
「おー!元気だったー?」
「久しぶりだなぁ」
2人は、その会話をきっかけに笑顔になると、素直な懐かしさに誘われるように会場に溶け込んでいった。
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