女誑し

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ここはある大学のキャンパスである。そこそこ偏差値は高いが、東大や京大には及ばない。学の無い者には高い壁だが、代々議員をする家の子息は東大などを蹴ってまで入らない。 そこで行われるサークル活動の集まりの中で異様なグループがある。一人の男に女が群がるのだ。しかし、その男には男友達がいない。 男たちが苦々しくそのグループを横目に自分たちの課題を黙々と片付ける。そして、その活動が終わると礼をして解散となる。男たちがアルバイトへ行く中、そのグループはまだいちゃついている。 日が暮れてくると、ようやく一人二人と女たちが去っていく。塾や予備校へ非常勤講師として行く中、その男は最後まで残った女たちと乱行パーティーをする。苦学生はアルバイトへ出かけるが、金に余裕がある者は遊びに耽る。 他の男は、飲み会と称して女子学生を呼んで乱行パーティーをするが、彼はわざわざ主催しなくても勝手に女たちが寄ってくる。SEXする相手を掻き集めなくてもいい男が目の前で見せつけられではいい気分ではない。それで、イヤミな奴と彼を外すのだ。     
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