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2章 エルトリア王国
「…い!…さい!…てください!起きてください、朝ですよ!」
ん、もう朝なのか?いや、まてよ?
拙者の母はとっくに死んだはず…。そもそもなぜ拙者に対して敬語なのであろうか?
「起きてください!今日はご公務の日ですよ!アンリ王子!」
王子!? 拙者の事を王子であると?
取り敢えず拙者は起き上がって聞いてみることにしたでござる。
「…王子って?」
本当は「しかもアンリって…、拙者は葛尾でござるよ?」と言いたかったが取り敢えず眠い目を擦りながら聞いてみる。
横にはメイド服を着たお姉さんらしき人物が居る。
あ、決してBBAとか言う感じではないでござるよ?
なんというか、ギャルゲーに居たロヨラちゃんみたいな、大人の女性という感じでござる。
というかロヨラちゃんそのもののような…?
「全くもう…!アンリ王子ったら、いつも寝ぼけてらっしゃるんだから…。」
ん?このシチュどこかで見たでござるよ?
オマケに体が軽いような…、手が綺麗なような…、
それでもって右にある鏡を身体を拗らせて見てみると金髪のイケメンがこちらを見つめているような…。
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