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 *  彼は【スミレ】を見て、かなり驚いたようだった。  それもそのはず、自分が殺した相手が突然目の前に現れたら、誰だって驚く。  私が心配そうに声をかけると、彼は【彼女】の名前を呼んだ。  そして彼は。  私が誰であるか、だいたい察しがついたようだった。 「【彼女】と、反応が違う。君は、一体誰なんだよ」  私は彼の目を見て、にやりと笑う。
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