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セント・フェリーナ空港、二日目!
セント・フェリーナ空港、二日目。長老、セペル・チェルダードが、作戦会議室(食堂)のホワイトボードの前に立ち、みんなに説明をしている。今日の販売体制の確認と、非常事態時のフォーメーションの確認をしていた。キャラバンのためのキャラバンは、今日もここ、古都セント・フェリーナ空港で行われる。
「今日は陸軍のお偉いさん……と言ってもワシの元部下じゃが、お偉いさんが商談に来るので、ワシとグリシアは、ビーム砲装置の正規品の商談に入るので、午後じゅうずっとかかりきりだ。レマーユは今日一日喫茶の用意を。グリシアは午前中、ビーム砲の必要スペックに関するレジュメを作り、昼までに提出するように。午後から商談に同行すること。ニーナはわしらにコーヒーと、ブリーフィングを共に。クルクとファーナはキャッシャー。カイザルはキャッシャーや喫茶などでの警備を。リームとナーディルは……まあ、いつも通り、メカの特訓じゃな。まあ、そういうわけで、二人抜けるので、多少忙しくなるぞ」
「はーい」っと答える女子軍団。
「ちーっす」っと答える男子軍団。
「ちっ、やれやれ……またこいつとかよ……」っとつぶやく、リームとナーディル。
グリシアが、昨日の売上報告をした。
「えー、昨日の売上第4位。料金単価が高いので、ジェット燃料を売った、カイザル!」
「おおー!」
一同が声を上げた。意外そうだった。
「地味なのに……」
「そして、昨日の売上第3位。チャタ・ファーナ!」
一同がどよめく。
「おおー!」
ニーナがささやく。
「まあ、妥当な線かしらね、キャッシャーでひとり頑張ってたもの」
「恐れ入ります、ニーナさん」
「そして、昨日の売上第2位。ナバス・クルク!」
一同が、声を上げる。
「さすがリーダー!」
「機械製品は単価が高いからね!」
「でも、1位は誰だろう……」
グリシアが、ドラムロールみたいな口真似をして第1位を発表する。
「ジャン! 昨日の同率第1位は、レマーユとニーナに決定しました!」
一同がざわめく。グリシアが続ける。
「これは、カフェテリアの収入だな。ニーナがビザリーニューズ、セントフェリーナ支局の手伝いもあって、修道女カフェは人気だったぞ! さあ、それぞれに賞金だ!」
リームが遮る。
「ちょっと待って! あたいは?」
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