第4話 第二の首都、セントフェリーナ

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「うるせえよ!」 「磨けば光る天然素材! あとは、サンダルかな? あ、甲冑は倉庫に入れて施錠して」 「サンダルなあ……ヒールの高い靴は履いたことがねえ……って、施錠って何だよ?」 「この鍵は、明日まで、このわたくし、ラルタ・ニーナさまがお預かりします」 「なんだと? じゃあ、もし、突然ここでバトルが始まったら、こんなフリフリの衣装のままで出撃すると?」 「そうね、そういうことになるねー」 「後は、眉毛を描いて……ジャーン! クリームのようなリームちゃんの出来上がり!」 「……」 「すばらしい! お姉さん感激!」 「ファーナも感激! レマーユちゃんそっくり!」 「あ、まあ……な。いちおう姉妹だしな……」  そこへ、リームを探しに武器庫から出て来たチャタ・ナーディルが姿を現した。 「あのー。レマーユさん、お姉さんを捜しているんですが……うわぁ!」 「あ゛あ゛~!?」  リームとしては、ものすごく恥ずかしい。 「ひっ! 本物!?」 「誰がレマーユだと、コラ!?」 「ひえー、たっ、たっ、助けてくれええええー」  脱兎の如く逃げ出すナーディル。 「ぜい、ぜい、ぜい……まさか本当にレマーユに間違えられるとはな……あたしとしたことが!」
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