episode231 依存の正体

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「そうか。ならこんな事していいのは一体いつなんだ?」 何度この手に翻弄されてきたか 忘れたわけじゃない。 「教えろよ。お兄様が和樹を無茶苦茶にしていいのは一体いつなんだ?ん?」 鼻にかかる声は 子供の頃、僕をからかっていたまんまのそれで――。 「そんなの……」 「今はそんな場合じゃないんだろ?だったらおまえを抑え込んで、泣きすがる声を聞きながら――太い杭を打ち込んでいいのは一体いつだって聞いてるんだ」 卑猥な台詞。 知らん顔したいところだけれど 「アァ……ン」 触れられた通りに体が熱くなって反応する。 「知らないよ……そんなの」 躊躇する僕に 征司は一層密着し身体を寄せた。 「――そこまでだ」 ベッドルームの扉が開いたのはそんな時だった。
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