11510人が本棚に入れています
本棚に追加
/364ページ
スーツに着替えた泰嗣さんを見たら、急に緊張してきた
自分の家に帰るだけなのに
どんな風に話すんだろう
泰嗣さんが帰る事は電話で伝えたけど
泰嗣さんの車の音で、お母さんと絢禰ちゃんが玄関に出てきた
「もうっ」
お母さんに腕を叩かれて
「痛いっ」
泰嗣さんがいたお陰で、それ以上は言わなかったけれど
心配をかけたことを反省した
お父さんも居間で私達を待っていた
「ご無沙汰しています」
「泰嗣くん 杏佳が色々と迷惑かけたね」
「いえっ 僕が杏佳さんを不安にさせてしまったんで、ご心配おかけしました」
両親と絢禰ちゃんの3人が座る向かい合わせに泰嗣さんと2人で座った
最初のコメントを投稿しよう!