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序章 5つの神々の拳
神様は信じてはいないけど、この世界での神々は絶対だった…
対戦格闘ゲーム「ファイブゴッドナックルズ」…この世界で神々に逆らう者はいなかった。
5人の神々…
人の神…ノーマンディ…
魔の神…イビルシア…
天の神…エンジェランダ…
それら神々を束ねる神…ソル…
そして…最高神…時を統べる神…エンカウンター…
人の神ノーマンディは悩んでいた…どうすれば人々が争うことをやめるのか?…
魔の神イビルシアは答えた…
「すべてを許せばいいのよ…好きにさせれば人々は殺しあって絶滅する…そうすれば、あなたの悩みは無くなるわ…」
天の神エンジェランダは答えた…
「ルールこそ全てを円滑にするのです…何を迷う事があるのですか?…それが人々を争いから救う唯一の知恵なのです…」
3神の神…ソルは答えた…
「人間とは…初めから相反する存在なのです…争うに限らず、相対性が生まれるのは不思議な事ですが…その事象が自然と理解する事こそが、貴方の疑問の答えになるのではないでしょうか…」
最高神…時の神エンカウンターは答えた…
「生命の本質は…我々を含め全て対等…ただ、存在としての役割に相違があるに過ぎない…彼方の疑問の本質は、人間を見下している所から発生してはいまいか?…」
人の神ノーマンディは訴えた…
「対等なのなら、一瞬でも構いません!…人間に我々の力を与え、生命の本質を理解する事で争うことに終止符を討つことが、出来るのではありませんか!?」
魔の神イビルシアは答えた…
「それは良い…破壊をもたらす衝動を解放できるわ…私の力を与えましょう!」
天の神エンジェランダは答えた…
「愚かな…力を奮って解決しようなどとは…しかし、ルールの範疇で行うならば、私の力を与えましょう!」
3神の神…ソルは答えた…
「確かに愚かな事ではありますが、人間を改めて知る良い機会となるやも知れませんね…私の力を与え、他の生命体に被害が及ばぬ世界を提供しましょう…」
最高神…時の神…エンカウンターは答えた…
「…私の力を与えて…360秒の時間と思考する時間5秒…それが人間が神々の力を使用出来る時間です…」
人の神ノーマンディは感謝した…
「これで、人々は自らの存在意義を実感し、争うことの愚かさを理解する事になるでしょう!…私は人々にこの事を話して参加の意志を示す者を集めましょう!!」
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