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中学校生活もあとわずかとなったある日、唐突に手術が決まった。 私は驚かなかった。だって私の中によくないものがあることは知っていたから。 手術はおおがかりなものになるだろうと主治医に言われた。 私の無頓着な顔とは裏腹に体は僅かに震えていた。 外はまだ肌寒く、春は遠くにあった。
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