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迷うことができるのも、時間と精神的な余裕があればこそである。晴人は迷い悩みながらも、この時間を楽しんでいた。
晴人のキャラ『ハレルヤ』に、別のプレイヤーキャラが近づいてきたのはそんな時だった。
(…ん?)
ちょうどスマートフォンで調べ物をしていた晴人は、視界の端でそのことに気づく。誰だろうと思い、彼がテレビの方を振り向いたその時だった。
”オマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだオマエのせいだ”
「ごほっ!?」
突然のことに、晴人は思わずむせる。『ハレルヤ』のメッセージウィンドウが、連続した言葉によって埋め尽くされてしまった。
一体どういうことなのかと、近くに来たキャラの名前を見る。その名前は、このような文字で構成されていた。
(『ジャギュリオン』…っておいおい!)
その名前を見た瞬間、晴人は理解する。
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