隣席の君

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隣席の君

――ねぇあなた。眠りほど不思議な状態ってないと思わない? 完全に意識がないのに息だけしていて、意識が戻る保障なんてないのに、ヒトはそれを眠りと名づけて毎日意識を手放すのよ。死んでいるのに限りなく近い状態なのに、意図も、簡単に。 なんだか私、怖いわぁ…… そう言って隣の席に座る坂上緋色(さかがみひいろ)は、突然親しくもない僕に話しかけてきた。
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