RPG010

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職業選択に失敗したと思っているようだ。 「召喚士です。。」 槍戦士はうんざりしてこう言った。 こういう場合、攻撃力が高いほうがいいって 相場が決まってるだろ。 魔法使いとかはMPの回復に時間かかるし 狩りの効率も悪い。 スライムは打撃耐性あるから 斬るか刺すのが一番いいだろ。 それをフライパンって・・・ 軽く絶句しているようだった。 「召喚士はペットを5匹もてるので 1プレイヤーでもペット5匹と 集団で戦えばフルボコッコできると思って なりました。」 浅はかな考えですみません、と付け加える。 「あぁ、名乗ってなかったな。 俺は竜騎士の露原一樹(つゆはらいつき)。」 よろしくな、そういうとそいつは俺の手をとって 助け起こしてくれた。 だけどおれは、腰が抜けていて立てなかった。 すると、そいつは俺の横に腰を下ろすと スタミナを回復するといって座り続けていた。 そいつ、露原一樹は俺が人生ではじめて 親友と呼べる存在だと思った。 RPG009-0002 ある日の酒場 俺たちはビールのようなものを飲んでいた。 俺たちはまだ中学生なので 酒はゲーム的には飲めない。 飲んでいるのは、軽い毒物だ。 ポーションや薬草は 使えば使うだけスキルが増えて 効果が上がるらしい。 ちなみに、この酒場での飲み食いは     
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