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「ナスィ」とはヘブライ語で、「トップ」の意味だ。
シメオン族のトップは族長、イスラエル王国のトップは当然、「国王」
天地万物のトップは「神」である。色々な意味のある言葉ではあるが、
ここでの、「ナスィ」はある一族のことだろう。
ネーデルランド独立運動の最大の支援者にして、謀略を仕掛けた人物
「グラツィア・ナスィ」、
オスマンの海賊としてキリスト教徒を討ち破った「ヨセフ・ナスィ」
この2人は「ドナ・ドン」つまり貴族だ。
ヨセフ・ナスィは従妹であるグラツィアの娘を娶った。
つまり現在においても、2千年以上前の古代イスラエル王国の正統王位継承者、
いや、それ以上の意味がある。
神、ヤハウェと十戒を契約した「モーセ」の正統な後継者である。
「ナスィ」とは 神のファミリーネームであり、すなわち、
ブナイブリス(契約の子供達)と言う意味である。
(※契約の息子達と訳すのは、モーセが男性であったため)
「馬鹿な!」
思わず、ハイヤーハムシェルは声を上げていた。
本気でハッペンハイム卿の正気を疑った。
「わ、わたしは 貧しいゲットーの出身です。
乞食の出身と言ってもいい。なぜですか。」
それにラビは答えることは無かった。
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