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「ここは私の城の 玉座の間じゃ。」
「おどろくのは、こちらのほうじゃぞ。」
「ええーっと、家の裏口のドアを開けると
ここにつながっていたんです。」
「どこからきたのかはわからんが、
面白い服装だな。君の来た世界というのに行ってみたいのだ。」
「ほれ、そこのとびらからみえておる。」
4
「モシャス」
そういうと、その化け物は 好々爺に変身した。
ぼくは、お小遣いをはたいて、そのおじいさんと
街を見て回った。
マクダナルドでハンバーガーを食べ、
近くの遊園地へ行った。
おじいさんが疲れているようなので、
ベンチで休んでいると、
ぼくはの自動販売機でジュースを買うため
少し目を離した。
戻ってくると、おじいさんは胸を押さえて苦しんでいた。
5
「わしは長い間後継者を探していた。
まさか君のような子供になろうとは、
わしは魔帝、君に私の力をすべて与えよう。」
そう言うとおじいさんは手術室へ入っていった。
そして、おじいさんは亡くなった。
大動脈瘤破裂だった。
身寄りのないおじいさんは、無縁仏として葬られた。
6
病院から家に戻って、自分の部屋に帰ると
一人の少女が座っていた。
おじいさまはどうされたのですか?
今日一日のことを話し、亡くなったことを伝えた。
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