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シバは弟分
「飲み足りない!シバ!飲むぞ!!」
「しょーがない。付き合いますよ
でも、どこ行くんですか?
終電も近いのに」
「私の家!近くに24時間スーパーあるから買い出しにいって宅飲みだ!!」
「先輩!俺、いっていいんですか?
男ですよ!」
「ごちゃごちゃ言わない!
あっ。朝飯は、シバ!つくってね!!」
「はぁ。。了解です。。」
シバなら問題ない
多少部屋が汚れてようがシバなら見せても大丈夫
私より背は、高いが平均男性より身長は、低しいし
今時でいうサブカル系のファッションとかわいらいい顔は
私のタイプではない
会社の後輩だけど私にとっては、弟みたいなものだ
弟を泊めたところで何も起きない
なんなら女の影の見えない男を
女子の部屋に泊めてやるのだから対価として
朝食を要求してもいいだろう
シバの料理の腕は、昼の持ち込み弁当で確認済みだ
毎日、持ってくる弁当は、
野菜も肉もバランスよく彩りのいい
安上がりで簡単な物しか作ってないというが
そのへんの女子より全然いい腕前を持っている
いい嫁?の料理を食えると思えば散らかった部屋など安い
酔った勢いでシバの腕に手を組みながら
24時間スーパーで食べたい物をねだるのだって
弟と思えばこそ
私のリクエストを淡々とかごに入れていくシバも
私の事を姉としか思っていないだろう
色々理由をつけているが
飲み会明けの朝、健康的な朝食が食べれる幸せを噛み締めたいだけだ
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