第1章

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運命の赤い糸が小指に結ばれているとか、たくさんの人との出会いの中でその赤い糸を手繰り寄せて最愛の人を見つけるなんてのはお伽噺のようなものだと思ってる。現世で廻り会えなければ来世で、って、そしてまた会えなければ来世でって、どんだけ待たせるんだ。中には永遠に会えない者もいるかも知れないのに運命の赤い糸とか、笑わせる。運命の赤い糸は万人についていなければ平等ではない。生まれた時には既に小指に結ばれているとしたらその先を見つける為に生きるのだろうか…。けど、やっと手繰り寄せた運命の赤い糸の先にいた人は既に他の人と結婚して幸せな家庭を築いていて現世では結ばれなかったけど来世で会おうと勝手な事を抜かされたら、まさに運命の赤い糸ってなんだ?って事になる。 でもまあ、この世のどこかに赤い糸が繋がっている人がいると思うのは勝手だ。人には不思議な縁というものがあるのは確かで、出会った瞬間引かれ合うという現象も無くはないようだ。 運命の赤い糸を信じるピュアな心を持つ人がいるのも事実で否定をするつもりもない。 どこからこんな話になったのか、運命の赤い糸などどうでもいいのに、話はまた、そっち系に流れてしまった。 今度はプラグだ。
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