ベイビイ・ドール

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そして老婆も、やっと心に空いた寂しさと孤愁の穴が埋められ、それで少しだけ救われるのではないかと思った。 よく晴れた午後だった。 自転車で帰っていく老婆を見送った後、俺はピックアップトラックを発進させ、ダイナーを離れた。 自宅では、ペッパーくんが待っている。 (終)
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