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カイトside
レイがいなくなって3年たった
俺は、今も探し続けているが手がかりが何もない…
レイについて聞いてみたが、隊員からは「あの人は裏切り者です」「皆が倒れていくなか、“じゃあな”と一言だけ告げていなくなった」「俺たちを見捨てた」と口々に言っていた。
『…どこにいるだ』
?「お、いたいた」
「おい、炎帝」
『…』
どこに…まさか、死んでたりなんか…
いや、あいつは悪運強いし…
?「おーい」
『…』
早く見つけないと…
?「おい!炎帝!」
ビクッ
『うわ…びっくりした…』
雷帝だ…
雷帝「すぐ気づけよ…マスターが呼んでた」
『わかった…ごめん、ありがとう』
ジンさん…なんだろう
雷帝「おー」
コンコンッ
『ジンさん、入ります』
「はーい、どーぞー」
『何の用ですか?』
依頼かな?態々呼ぶほどの?
ジン「あー…カイトさ、16なったでしょ?」
『はい』
ジン「学園行こうか。あ、拒否権はないよ」
『はい……え?』
学園…!?俺、行く意味あんのか?
でも拒否権ないし…
『レイの捜索は…』
ジン「手がかりは?見つかった?」
『いえ…』
ジン「俺も今捜している。レイは俺の息子なんだから…だからカイトは先に学園に行って、レイが帰ってきたら案内してあげて」
ジンさん…あ、マスターの名前はジン・シルヴィアだよ。
『わかりました。いつですか?』
ジン「えっとね…」
ジン「…ぁ―」
これは…
『ジンさん?…』
ジン「昨日だ(´>ω∂`)☆」
『[ファイヤーボール]…』
ジン「ごめんごめん、やめて、燃やさないで」
…いつもの事だ…諦めるんだカイト…
ジンに土下座をさせ、俺は編入生として学園に行くことになった
ジンから学園では炎帝であることを隠すこと
魔力を10000分の1にする魔封具を着けて行くよう言われた。
『学園か…憂鬱だな~』
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