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目が覚めたら、見知らぬ部屋にいた。
飛び起きて見回したが、全く記憶がない。
ここは、どこかのアパートの一室のようで、部屋には窓と玄関があった。
下を見ると畳になっていて、ここが日本なのだと分かる。
小さなコンロも、水道も、かなり古いが、現在も使用されているものであった。
「……どうなっている?」
和室、四畳半の部屋の中央には炬燵があり、そこに一人の青年が座っていた。
青い半纏を着て、ペンを持った状態で、眠っているのだろうか全く動かない。
「あの、ここはどこでしょう?」
酔っていた記憶はない。
誰かの部屋のようだが、ここにいる青年に見覚えがない。
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